ふさふさラジオ

エンジニアのこと、映画のこと、日常を便利に過ごす裏技を発信します!

銀座でデート商法らしきものに遭遇したので全力でひっかかってきた

知人へのプレゼントを探すために銀座・有楽町にいったところ、そこでデート商法らしきものにあったので共有します。正確には一度回避したものの、暇だったので自分から引っ掛かりに行きました。しっかりと名乗ってくれたので会社名も出しておきます。

出会い編

数寄屋橋の交番から日比谷方面に向かって歩いていると斜め後ろ辺りから「すみません!」と声を掛けられた。

振り返ってみるとタブレットを、持った若い女性で、不動産に関する簡単なアンケートに答えて欲しいという。

 

「株式会社フェイスの〇〇と申します!」と首に下げた社員証らしきものを提示しながら元気に挨拶してくれた。次に社員証を裏返して何やら印鑑跡のようなものを見せて「警察の許可も取っています!」とのこと。なんの印鑑かはよく見えなかった。

 

見た目は20代前半、服装はデニムのジャケットにマキシワンピースのようなかなりラフな格好。ちゃんと自己紹介はしてくれたものの、なんとなく怪しい雰囲気がしたので「アンケートに答えるのは良いですが名前や連絡先は絶対教えませんよ」と先手を打った。

 

すると女性は「えーそんなこと言わないでくださいよー。もし仲良くなったら教えてください。ちなみにー」とひるむことなく会話を続ける。

 

ここで最初の重要な選択肢

女性「ちなみに単身者の方向けのアンケートなのですが現在ご結婚はされていますか?」

私「はい」

女性「そうでしたか。お呼び止めしてすみません、ありがとうございました」

 

その後、彼女と出会うことはなかった。 

           ~ BAD END ~ 

 

ということで「結婚している」と答えるとそこで終了となるようです。不動産の話だったら単身者かどうか関係なさそうですがね。

 

なんとなく気になったので先ほど聞いた会社名「株式会社フェイス」で検索してみました。すると検索候補に「株式会社フェイス デート商法」と出て来ました。

 

そこで電流走る!これ3年前にも全く同じ形で声かけられたぞ。
会社が同じかはわからないが、有楽町駅前でタブレットを抱えた若い女性に声をかけられて不動産に関するアンケートに答えた。その時も「結婚している」と答えて2、3問アンケートに答えてすぐに終わった。

 

ますますきな臭くなって来た上に、「独身です」と答えるとどうなるのか気になって来たので、1時間ほど経ってから先ほど女性に声をかけられた場所に戻ってみることにした。

観察編

現場に戻ると、先ほどの女性とは別の女性がタブレット片手に男性と会話している現場に遭遇。何を話しているかわからないが明らかに友人という感じではない。

1名だけではなく複数人で活動しているらしい。その場で観察していると同じように男性に声をかける女性を2人見つけた。合計3名の女性。どれも最初に出会った女性とは違う。

これはチャンスと思い女性の前を通り過ぎたりしたのだが食いつかず。ティッシュ配りのように手当たり次第という感じではなく、男性に声をかけて断られたらしばらく様子を見るようだ。

今度はスーツ姿の男性が道行く女性に声をかけている現場に遭遇。道を聞いているわけではななさそう。まして10mも行けば交番がある。女性が「結構です」というようなジェスチャーをして離れて行った。

男が女性を捕まえようとする何かもあるらしい。銀座・有楽町エリアはそういうのが多いのだろうか?

 

さらに観察していると、先ほどの女性3名スーツの男が談笑している!さらにスーツ男2名が加わり計6人に。どちらかが捕まったという話ではなく明らかに同僚として話をしている感じ。なんと女性だけが活動しているのではなく、男性も道行く女性を捕まえようと活動していたのだ。

運命の出会い編

グループで動いていることはわかったものの、直接話すことができないのでそれ以上のことはわからなかった。

気づけばグループも見えなくなっており、もう帰ろうかなと思いながらスマホをいじり始めたその時、

 

「あのー、今お時間よろしいですか?」

 

顔をあげるとタブレットを持った女性が横に立っていた。

(キター!)という心の声をおさえながら「なんですか?」と答える。「不動産に関するアンケートに答えて頂いてるのですがお願いできますか?」落ち着け。次に聞かれることはわかっている。

 

女性「単身者の方にアンケートしてるのですがご結婚はされていますか?」

私「いえ、独身です」

女性「そうなんですか。でも彼女はいますよね、モテそう♪」

 

よしよしよし!正しい選択肢を選べた。そしてデート商法はすでに始まっているようだった。

色々と会話したので箇条書きに。

 

タブレットに表示された質問

  • 現在の住まい(賃貸or持ち家、集合住宅or戸建)
  • 年齢
  • 年収
  • 現在の職業と勤続年数
  • 自宅の最寄駅、勤務先の最寄駅
  • 現在やってる投資はあるか
  • 住まいに求めるもの(利便性、治安、エリア、値段、広さなど)
  • 建物に求めるもの(床暖房、キッチン、広さ、太陽光など)

会話の中で聞かれたこと

  • 彼女の有無(最初に聞かれた)
  • 彼女との交際期間
  • 彼女と結婚は考えているか
  • 彼女とのデートの行き先

勝手に教えてくれたこと

  • 年齢は21歳
  • 地方から東京に出て来たので友達が少ない。
  • 元彼はわがままで振り回されてばかりだった。
  • 元彼は束縛が強くて男の連絡先を消されられて男友達がいない。
  • 会社には女性ばかりで出会いがない。
  • ディズニーランドが好き。
  • 前職は高価な健康食品を売る仕事。
  • マッサージが得意。

適当に答えて行った。その合間にも「モテそう、優しい、彼女さん羨ましい、肌キレイ」とたくさん褒めてくれる。この女性への好感度があがった↑↑

そして話は核心に迫る。
会社に男性の意見を持ち帰るととても評価してもらえるらしく、こういう形で男性の意見を聞けるのはすごく貴重らしい。(男性との接点が少ないことを強調していたのはこのためか。いや考えすぎか)

「がんばって評価してもらえれば大きなプロジェクトに入れてもらえるかもしれないんです!だから私頑張ってます」向上心があってよい。女性への好感度がぐーんとあがった↑↑↑

「なので、またこうやってお話聞かせて欲しいです。ダメですか•••?」

 

女性「連絡先教えてもらえませんか?」

私「いいですよ。番号これです。」

 

二人の物語は始まったばかり

   ~ TO BE CONTINUED ~ 

 

ということで、最後だいぶはしょりましたが、今度どうなるのか気になったのでサブの携帯番号を教えることなりました。印象としてはアンケート結果よりも連絡先を持ち帰ることが彼女たちの使命のように感じました。

ネットの情報ではデート商法という噂がありますが、実際のところはどうかわかりません。続報があったらまたお伝えします。

 

都内で急に話しかけてくる人は、基本あまりいい人ではありません。気をつけましょう。